シマッチュなら常識!?奄美の郷土料理「鶏飯」の美味しい食べ方

奄美大島

奄美の郷土料理と言えば、、鶏飯!

テレビでも取り上げられる事が多くなりましたよね。
遊びにこられた際は、是非食べて欲しい代表料理です。
観光客の方に、「鶏飯はどこで食べれますか?」と尋ねられることもよくあります。
今日は鶏飯の美味しい食べ方、店舗をご紹介致します。

鶏飯とは、奄美の郷土料理、名物のたべもので、一番有名なのはなんですかと聞かれれば、
ほとんどの奄美の方は「鶏飯」と答えるほどの鉄板の料理です。
読み方は「とりめし」ではなく、「けいはん」と読みます。
19年に農林水産省の『農山漁村の郷土料理百選』の人気投票ランキングでは、山形のいも煮についで、
全国で2位になったこともあり奄美の郷土料理、奄美以外での人気も出てきているようです。


Wikipediaでもこのように掲載されています。

もともと奄美大島で鶏飯とは、旧笠利町周辺にかつて存在した豪華な郷土料理で、当時はシロハラなどの野鳥の炊き込み飯を指す言葉であった。江戸時代の島津藩の支配下であった頃に、北大島で藩の役人をもてなす為に鶏肉を用いるようになったという。一方、19世紀半ばの島の暮らしを記録した『南島雑話』では、主に豚肉料理についてのみ記述され鶏飯には触れられていない事から、現在の鶏飯は近代以降に成立したものであるともされる[4]。江戸時代の料理書『名飯部類』・『料理網目調味抄』には、茹でた鶏肉を細かく裂いて飯に載せだし汁をかけるという鶏飯の作り方が載せられており、本土から伝わった料理が奄美大島に残った可能性もある。
現在のスタイルの鶏飯は、奄美市笠利町赤木名で1945年[5]に創業した旅館みなとや[6]の館主岩城キネが、開業に際して江戸時代にあった鶏肉の炊き込みご飯にアレンジを加えて供するようにしたのが始まりとされる[7]。1968年4月に皇太子明仁親王、美智子妃殿下(当時)が奄美大島に来島した際に(このみなとやで)食したが、その美味しさにおかわりをしたという[4]。その様子が伝えられると地元で観光客の人気を博し、奄美大島を代表する郷土料理となった。

出典:Wikipedia- 鶏飯

奄美大島では、何件か鶏飯専門店があるので、それぞれの味を楽しむことができます。
鶏飯を注文すると、必ずお店の人に聞かれるのが、このフレーズ。

「鶏飯の食べ方は、お分かりでしょうか?」

初めての方は、何か特別な作法でもあるのではないかと、驚かれる方もいるのではないでしょうか?
奄美で、おおよそ平均的な鶏飯の食べ方は、こんなものじゃないかと思うことを書いてみます。

やってきたのは、以前訪れた奄美大島宇検村にある宇検食堂。
鶏飯の専門店でもないし、特に店内でも鶏飯を推してるわけではないですが、
ここの鶏飯美味しかったです。

鶏飯を注文すると、おわんに入った白ご飯と、具材は乗ったお皿、なべに入ったスープの3点がきます。

まず、ご飯をお茶碗に、通常の2/3くらい軽く盛ります。決して目いっぱいご飯を盛ってはいけません。
このあとの具材、スープが入らなくなります。
ご飯をもったら、次にこの量のご飯を何杯くらい食べられそうか胃袋と相談します。
2杯と決めたら1/2の具材を、ご飯3杯いけそうなら1/3の具材を、バランスよく白ご飯の上に乗せていきます。
この日は、2杯いけそうだったので、このくらいです。2杯目のために半分の具材は残しておきます。

ちなみに具材の定番は、鶏ササミ、金糸たまご、しいたけ、パパイヤの漬物、海苔、ネギです。
宇検食堂では、これ以外に柚子胡椒がトッピングしてあります。
他のお店では、奄美特産の柑橘、タンカンの皮を刻んだ薬味が入っていることもあります。

最後にスープをかけていただきます。スープの量は遠慮したらだめ!
ご飯が浸るくらいたっぷり目にかけましょう。
お茶碗1杯に、スープはお玉3杯分くらいが目安です。

 

あとは、お茶漬けの要領で、豪快にかきこむもよし、具材とスープを味わいながらゆっくりいただくもよし。
スープは意外とあっさりした鶏がらスープなので、最初に思ったよりももう1杯多めにいけることもしばしばです。

ちなみに、そんな時、奄美大島で鶏飯があるお店は、ご飯とスープが、お代わりできるところが多いので、
食べたりない方は、お店の人に確認してみるといいでしょう。
ただし、「鶏飯丼」とメニューにある場合、すべて盛り付けされた状態ででてきますので、
ほとんどの場合、お代わりはできませんので、ご注意ください。

もうこれで、奄美で鶏飯を注文して、「鶏飯の食べ方は、お分かりでしょうか?」ときかれても大丈夫!
でも、分からないことがあったらお店の人に聞いてくださいね。
きっと皆さん親切に教えてくれますよ。

 

奄美の鶏飯が食べれるお店を一部ご紹介します。

■奄美の鶏飯  元祖 みなとや■

〒894-0513 鹿児島県奄美市笠利町大字外金久81
Web:   http://minatoya.amamin.jp/

奄美の代表的郷土料理「鶏飯」発祥のお店です。
基本は、お昼の時間帯のみの営業で、スープがなくなり次第終了となります。

■鶏飯 ひさ倉■

〒894-0101 鹿児島県大島郡龍郷町屋入511−1
Web:   http://www4.synapse.ne.jp/hisakura/tenpo_syoukai.htm

 

■鳥しん■

 

〒894-0021 鹿児島県奄美市名瀬伊津部町12−6
Web: http://www.torishin.co.jp/

鶏飯は奄美の代表料理!店舗によって味も多少違うので食べ比べてみるのもオススメです。

奄美に遊びに来た際は是非食べてみて下さいね。