奄美大島に残された戦跡「旧陸軍弾薬庫跡」

奄美大島

自然豊かな奄美大島で、いろんな自然の絶景ポイントがありますが、自然だけでなく歴史を物語っている史跡もたくさんあります。
そのひとつ、瀬戸内町手安にある旧陸軍弾薬庫跡に行ってみました。

噂には聞いていたのですが、実際に行ってみるのは初めてです。

瀬戸内町古仁屋の市街地から県道79号線を車で、およそ7分のところに看板があります。

数10m入ったところで行き止まりになりました。南部大島自動車学校の目の前です。
一瞬どこにあるかわからなかったのですが、こちらの看板をみつけました。
この弾薬庫は、昭和7年に完成して、
終戦まで地元の住民にも存在をしられてなかったそうです。
どうりで、入り口が分かりにくかったんですね。
弾薬庫としては、規模構造ともに日本でもっとも優れているそうです。

看板の横に入り口があります。中は真っ暗です。
右側に電気のスイッチがあるのでつけて入って下さい。

ずっと奥に進むと、広いスペースがあり、中は別れ道もありとても広くて驚きました。
中はヒンヤリとした空気が充満して、声も反響して、外の音は聞こえず、異空間でした。
地元民に知られず、こんな立派な弾薬庫を作った人って本当に凄い、、としみじみ。

※コウモリも飛んでいるので、ご注意下さい。

3つある弾薬庫跡のうち2つは入れますが、ひとつは扉が閉まっていて入れなくなっています。
そこは国が設置した地震観測所みたいです。
ここ奄美大島の瀬戸内町の大島海峡に面した地域は、第一次世界大戦後から第二次世界大戦が終わるまで、国境を守るため旧陸軍によって「奄美大島要塞」が築かれていた地域で砲台など戦争の記憶が多く残っている地域です。

ここに行ってみて、知らなかった奄美を知る事が出来ました。
奄美は綺麗な海や景色だけでなく、こういった歴史が残る史跡もたくさんあって
訪れるのも楽しいです。
是非、行ってみてはいかがですか。