この時期になると、スーパーでこちらの枝木や白・桃・黄・緑のお餅が
売られているのを目にします。
小正月1月15日の前日になると、商店街や店先や各家庭の玄関先などで
木の枝に色とりどりのお餅が付いて飾られています!
これは五穀豊穣や家内安全を祈る「ナリムチ(なり餅)」と言います。
奄美だけなのかなと思って調べてみると、奄美大島だけじゃなく全国的に一部飾る地域もあるそうです。
地域により呼び方は異なるのですが、奄美では「ナリムチ」と呼びます。
ナリムチとは!?
ブブの木(リュウキュウエノキ)の枝に白・赤・黄・緑と色鮮やかな「餅花」をつけたもので、
無病息災や五穀豊穣、商売繁盛を願って店先や、家庭では床の間や玄関先、仏壇、神棚、墓前などに飾られます。
ブブ木は枝を切れば切るほど伸ばすことから「繁栄」を、鈴生りにつけた餅のように
「お金がたくさん成るように」「家がますます栄えるように」などの願いが込められているそうです。
ナリムチは18日まで飾っておきます。
18日は「ひっきゃげ」といって、ナリムチを片付けた後、
蒸したさつまいもと練り合わせて食べていたそうですが、最近ではナリムチを食べる方は少ないそうです。
作り方は簡単です。お餅を細かくはさみ等で切っていきます。
色にも意味があるのかとお餅の色について調べてみると
桃色のお餅 ピンクのお餅には「魔除け」の意味。
白色のお餅 「子孫繁栄」や「長寿」の縁起物です。
緑色のお餅 「魔除け」や「健康」の願いが込められているそうです。
ブブの木の枝に餅を飾っていきます。
自分好みで飾っていきます。楽しいですよ!
完成!!色とりどりで綺麗ですよね。
とくにコロナ過の今無病息災を祈って今年も作ろうと思います。